歴史・時代小説3 : は行の著者

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あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
著者の新刊の『おそろし』を読み、しんみり感動して、つい、こっちも再読。 もうたぶん4回目くらい。単行本が出版されたときに購入してるけど、せっかくなので上下巻の文庫 で購入し直し。こんなことばっかして......
あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
「ふね屋」という料理屋の一人娘のおりん。 病床に臥した彼女が夢うつつの中で目にしたのは あかんべえをする女の子。 その女の子を見えるのはどうやらおりんだけ。 そう、その子は亡者、幽霊なのだから。 ふ......
風は山河より 第一巻
宮城谷さんの中国史を題材にした作品は非常に好きでその殆どを読んでいるので、日本史を題材にしたこの作品は大い注目したのだが、率直に言って期待外れでした。 (他の方のレビューにもありましたが)聞きなれな......
風は山河より 第二巻
清康の死によって、基盤を失った広忠(仙千代)が 登場します。 松平家のお家騒動の中で、 尾張の織田家の圧力が強まっていきます。 三河東部の菅沼家では、定則から定村へと 世代が移っていきます。 地......
馬琴の嫁
だらだらと話が進み、まったくメリハリがありませんでした。人生の肝心な場面を書くのを逃げているような。これで一冊の本になるなんて信じられません。・・・と言ってしまうくらい、私の頭には「江戸時代バージョ......
舳(みよし)のない笹舟
とにかく、すごい! 読み始めたら夢中でどんどん読み進み、気がついたら、信じられない スピードでこの分厚い本を、読破していた。この私が!、、、、 主人公の魅力のとりこになった。 その生きざまに......
凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)
うぽっぽ同心十手綴りシリーズの4冊目。本書では時代設定も安永年間から約30年後と明確になり、著者の江戸の町の構想が筆に伝わるようになった。描写が細かくなり、風情が今まで以上に感じられる。濫作時代小......
沙中の回廊〈上〉 (朝日文庫)
宮城谷さんのほかの作品でも輝きを見せていた士会。他の作品では、名将のようだがどんな人か分かりませんでしたが、この作品を読んで今までの作品をもう一度読み直すと、新たな発見がありそうです。読み進めながら......
沙中の回廊〈下〉 (朝日文庫)
ã??å?'é??ã?®ã??ã??ã??ã??大è¡?å°?説風ã?®æ?¸ã??å?ºã?-ã??ã??è¡?æ?§ã??è??èº?ã??ç??å¿?ã?ªç?©èª?ã?'æ??......
奇貨居くべし 天命篇 (中公文庫)
賈人として、地位を確立するまでの 青春時代から秦の宰相として統一の道筋を つけた晩年までが描かれています。 孟嘗君の最後も描かれ、その他の戦国四君も 登場します。 「孟嘗君」「楽毅」「青雲はるかに......
楽毅〈4〉 (新潮文庫)
信じる人を間違えたり、判断を一つ間違えるだけで 大国が滅亡してしまう時代。 正しく生きようとした楽毅をしても 暗君のために国を追われてしまう。 人は疑い深くて、嫉妬深いものだと感じた。 武霊王、孟嘗......
楽毅〈3〉 (新潮文庫)
楽毅の獅子奮迅の働きも空しく、中山国が滅ぶ。その最後の時に、武霊王が部下達に語る言葉は心を打ちます。 彼らは、国を失って戦っても無意味なはずだ。 しかし、あの若い王に従って殉死しようとする人間が60......
楽毅〈2〉 (新潮文庫)
趙の武霊王の直々の中山攻略始まる。楽毅は戦い、勝ち続ける。しかし、彼の国中山国は滅亡への道を突きすすむ。人間は、困難の時に大きく飛躍するきっかけをつかむ。この苦しい戦いの中で楽毅が学ぶこと。それは、......
楽毅〈1〉 (新潮文庫)
三国志の英雄・諸葛亮孔明に「このような人物になりたい」と言わしめた、戦国時代を代表する名将・楽毅。今で言うなら、当代一の腕を持つ職人であると同時に、優れたマネジメント能力を備えた一流の経営者でもある......
奇貨居くべし―春風篇 (中公文庫)
残念なことに今ひとつのれませんでした。初期のほうがよかったなぁと再確認しつつ読んでしまいました。とりわけ、最終巻で民主主義という言葉を見たとたん、思いっきり引いてしまったんですよねぇ。「始皇帝の父で......
奇貨居くべし―火雲篇 (中公文庫)
秦の始皇帝の父ともいわれる呂不韋。韓の商人の子として生まれながら、魏、趙、秦、楚と旅を続け、道家の門をくぐり、儒家の孫子遭い、魯仲連に学び、人相見の唐挙にも親愛され、若くして孟嘗君の賓客となり、また......
奇貨居くべし 天命篇
賈人として、地位を確立するまでの 青春時代から秦の宰相として統一の道筋を つけた晩年までが描かれています。 孟嘗君の最後も描かれ、その他の戦国四君も 登場します。 「孟嘗君」「楽毅」「青雲はるかに......
太公望〈中〉 (文春文庫)
妻を娶り、子を為した望(太公望・呂尚)だが、妻は病によって この世から去り、望は商王朝をへの復讐計画を実行すべく着々と 人生を歩みます。 立派な人間が実は自分を裏切る存在であったり、自分にとって不......
太公望〈下〉 (文春文庫)
比較的読みやすい文章で下巻はおもしろい。 ただ上中巻は読んで知識が増える訳で無しエンターテイメントとしてもあまりおもしろくないかも。 人物がやたら増えますがどれだけ必要だったか甚だ疑問です。太公望が......
太公望〈上〉 (文春文庫)
愛読する作家、宮城谷氏の作品です。 今回描いている人物は太公望。本名は呂尚です。「太公の望んだ人物」 がその敬称の所以とも云われている。古代中華史において、これほど 重要な人物はいないにも限らず、文......
王家の風日
中国歴代王朝の中で最も長く続いた商の滅亡を商王朝側からの視点で描いた作品。 若く才気あふれる受王(紂王)の登場で未曾有の繁栄を迎えようとした商は、妲己を正婦とした時から一転して衰亡に向かい、新興国......
沙中の回廊〈上〉
宮城谷さんのほかの作品でも輝きを見せていた士会。他の作品では、名将のようだがどんな人か分かりませんでしたが、この作品を読んで今までの作品をもう一度読み直すと、新たな発見がありそうです。読み進めながら......
沙中の回廊〈下〉
ã??å?'é??ã?®ã??ã??ã??ã??大è¡?å°?説風ã?®æ?¸ã??å?ºã?-ã??ã??è¡?æ?§ã??è??èº?ã??ç??å¿?ã?ªç?©èª?ã?'æ??......
青雲はるかに〈上〉 (集英社文庫)
基本的には恋愛小説。割り切るならそれなりに面白いが、恋愛に重きを置いているため、范雎の復讐においてもっと鬼気迫るものを期待した人にはちょっとがっかりかも・・・・。 自分が辛い時期にこれをたまたま読ん......
青雲はるかに〈下〉 (集英社文庫)
中国の戦国時代の立志伝です。貧乏な家に生まれながら、いつか上り詰めてやるという志を持ち続け勉強に励み、やがて花開くときが来るのです。上り詰めてからよりも、それ以前の苦労しているときの話が面白いです。......
夏姫春秋〈下〉
始まりの印象は強くなく 夏姫が淡々と描かれます。 しかし、夏姫の周りの人物を丹念に描くことによって 夏姫の美しさが次第に際立ってきます。 楚の荘王の登場とともに歴史としての物語も 夏姫の物語も盛......
夏姫春秋〈上〉
抱いた男は全て死ぬか、国を追われる破目になる、 凶風の持ち主、鄭の公女夏姫に関わった男達の物語。 夏姫を抱かなかった楚の荘公(旅)の偉大さがよく理解出来ます。 私は春秋時代で一番好きな国は斉だが、 ......
あかんべえ〈上〉 (新潮文庫)
著者の新刊の『おそろし』を読み、しんみり感動して、つい、こっちも再読。 もうたぶん4回目くらい。単行本が出版されたときに購入してるけど、せっかくなので上下巻の文庫 で購入し直し。こんなことばっかして......
あかんべえ〈下〉 (新潮文庫)
「ふね屋」という料理屋の一人娘のおりん。 病床に臥した彼女が夢うつつの中で目にしたのは あかんべえをする女の子。 その女の子を見えるのはどうやらおりんだけ。 そう、その子は亡者、幽霊なのだから。 ふ......
風は山河より 第一巻
宮城谷さんの中国史を題材にした作品は非常に好きでその殆どを読んでいるので、日本史を題材にしたこの作品は大い注目したのだが、率直に言って期待外れでした。 (他の方のレビューにもありましたが)聞きなれな......
風は山河より 第二巻
清康の死によって、基盤を失った広忠(仙千代)が 登場します。 松平家のお家騒動の中で、 尾張の織田家の圧力が強まっていきます。 三河東部の菅沼家では、定則から定村へと 世代が移っていきます。 地......
馬琴の嫁
だらだらと話が進み、まったくメリハリがありませんでした。人生の肝心な場面を書くのを逃げているような。これで一冊の本になるなんて信じられません。・・・と言ってしまうくらい、私の頭には「江戸時代バージョ......
舳(みよし)のない笹舟
とにかく、すごい! 読み始めたら夢中でどんどん読み進み、気がついたら、信じられない スピードでこの分厚い本を、読破していた。この私が!、、、、 主人公の魅力のとりこになった。 その生きざまに......
凍て雲―うぽっぽ同心十手綴り (徳間文庫)
うぽっぽ同心十手綴りシリーズの4冊目。本書では時代設定も安永年間から約30年後と明確になり、著者の江戸の町の構想が筆に伝わるようになった。描写が細かくなり、風情が今まで以上に感じられる。濫作時代小......
墨攻
同名タイトルの劇画と映画を元に書かれたエンターテイメント小説。 墨『攻』とタイトルで書かれているが、主人公は防衛側である。本作品が最初、と言う人物は誤解なきように。 また、蛇足ではあるが『墨家』と言......
おんみつ蜜姫 (新潮文庫)
今日紹介するのは、ちょっとお気楽な江戸時代を舞台にしたお姫様冒険ものです。このお姫様ものというジャンル、昭和初期までは結構はやっていたジャンルらしいんですが、「あんみつ姫」以降廃れていってしまった......
千両花―いろは双六屋 (徳間文庫)
第一巻と違い、今度は旗本のご子息絡みの話。 この話が、どこでどう千両花に繋がるのか。 なるほど!...
日日平安―青春時代小説 (時代小説文庫)
表題作の「日日平安」は、「椿三十郎」の原作です。あの映画のユーモアの原点はこの原作で示された山本周五郎のものだと、改めて知ることになりました。 その他5編の短編が収められていますが、一番印象に残っ......
雷神の筒
鉄砲の伝来とともにその威力をいち早く認識し、改良と開発、戦術の考案を行って、信長の天下布武を 支えた一巴であったが、柴田や佐久間、木下らとは違い、終生、大名に取り立てられることはなかった。 孫子......
口中医桂助事件帖 葉桜慕情 (小学館文庫)
時代小説は、食わず嫌いというかなんとなく読む気がしなくて読んだことがなかった のですが、現代もののミステリー小説を書いている作家さんだということで購入して みました。 短編連作のようですが、特に「冬......
牡丹酒
深川黄表紙掛取り帖の第2弾です。一杯の名酒から始まる今回の裏家業でも、 おなじみの4人が活躍してくれます。前作では、連作短編の要素が強くでていましたが、 この作品は、ロード小説のような長編といった感......
古代からの伝言 日出づる国 (角川文庫)
シリーズの4巻目であり、聖徳太子や推古天皇を背景に、蘇我馬子と大伴咋を中心に描かれている。 崇峻帝弑逆事件により蘇我氏はいずれ必然的に滅びるわけだが、この本ではまだ蘇我馬子全盛である。朝鮮半島との関......
流星のごとく 御算用日記 (光文社文庫)
第2巻の「姉様」に続き、第4巻では「姉上」が表紙に登場!しかも顔に大きな青痣つくって(笑)。 いちおう時代ミステリなんですが、評者なんかはキャラクター小説として読んでます。 今ふうに言うと「姉上」は......
人形佐七捕物帳〈4〉嵐の修験者 (嶋中文庫)
「紅梅屋敷」「からくり御殿」「嵐の修験者」「血屋敷」「敵討ち走馬燈」「捕物三つ巴」「清姫の帯」「鳥追い人形」「まぼろし小町」「身代り千之丞」の10篇が収められている。 怪奇色の強い作品が多くなっ......
大江戸怪談草紙 井戸端婢子 (竹書房文庫)
江戸時代の怪談噺を蒐集し、 再構成した作品です。 それぞれのストーリーは、 怨恨、殺人、祟り、動物もの、など多彩です。 平山作品は基本的には都市伝説ですから、 本作は異色です。 ところが面白い。 ......
義民が駆ける
中村彰彦の川越藩士側からみた三方国がえ(北風の軍師たち)に対し 本書は荘内藩の百姓側からとらえた三方国がえである。どちらもかかわりのある徳川家斉!家老の水野!百姓を裁いた矢部、もう一人の奉行はあの有......
北前船の事件 はやぶさ新八御用旅 (はやぶさ新八御用旅)
平岩先生だから読ませますが、筋立てが無理に無理を重ねています。 前作でもそうでしたが、ここでこの設定は無茶だろうと思う点が多々あります。 それでも最後まで読ませるのはさすがです。 でも、もうちょっと......
新装版 雪明かり (講談社文庫)
どの短編も傑作ぞろいでひとつとしてはずれは、ない(当然だが)。 その中でも 「入墨」・「潮田伝五郎置文」・「穴熊」の3篇の切なさを味わって欲しい。 この3篇は主だった登場人物それぞれが、他人を思いや......
ファンタズム (講談社文庫)
2002年に講談社ノベルスとして出たものの文庫化。 西澤氏のやっつけ仕事のひとつ。連続殺人を犯す異常心理を描くのが主眼。そこに超能力(?)が関わってくるのだが、結局は事件が解決されずに終わってし......
ねこのばば (新潮文庫)
しゃばけシリーズ第3弾。相変わらず一太郎の周りで起きる様々な事件を妖(あやかし)の手を借りながら解決していく。 ちなみに、一太郎の問題解決手法は、コンサルなどでも使われる。 ・FACT(事実)を列挙......
王妃マリー・アントワネット―青春の光と影
ウィーン時代から首飾り事件以前、革命の足音もまだ遠い時期のマリー・アントワネットの青春時代のお話です。本文中「人を指に巻く子」と評された彼女の世渡り術(?)がルイ15世を相手に繰り広げられ、なかな......
藤沢周平未刊行初期短篇
藤沢の作品に出会ってから私は幸せだった。 私の信頼している友たちも全員藤沢のファンであった。 藤沢が死んだとき私たちは愕然とした。 その藤沢が初期の短篇を残してくれていたこと。 うれしかった。 作......
墨攻
同名タイトルの劇画と映画を元に書かれたエンターテイメント小説。 墨『攻』とタイトルで書かれているが、主人公は防衛側である。本作品が最初、と言う人物は誤解なきように。 また、蛇足ではあるが『墨家』と言......
おんみつ蜜姫 (新潮文庫)
今日紹介するのは、ちょっとお気楽な江戸時代を舞台にしたお姫様冒険ものです。このお姫様ものというジャンル、昭和初期までは結構はっていたジャンルらしいんですが、「あんみつ姫」以降廃れていってしまったよ......
千両花―いろは双六屋 (徳間文庫)
第一巻と違い、今度は旗本のご子息絡みの話。 この話が、どこでどう千両花に繋がるのか。 なるほど!...
雷神の筒
鉄砲の伝来とともにその威力をいち早く認識し、改良と開発、戦術の考案を行って、信長の天下布武を 支えた一巴であったが、柴田や佐久間、木下らとは違い、終生、大名に取り立てられることはなかった。 孫子......
日日平安―青春時代小説 (時代小説文庫)
表題作の「日日平安」は、「椿三十郎」の原作です。あの映画のユーモアの原点はこの原作で示された山本周五郎のものだと、改めて知ることになりました。 その他5編の短編が収められていますが、一番印象に残っ......
口中医桂助事件帖 葉桜慕情 (小学館文庫)
時代小説は、食わず嫌いというかなんとなく読む気がしなくて読んだことがなかった のですが、現代もののミステリー小説を書いている作家さんだということで購入して みました。 短編連作のようですが、特に「冬......
牡丹酒
深川黄表紙掛取り帖の第2弾です。一杯の名酒から始まる今回の裏家業でも、 おなじみの4人が活躍してくれます。前作では、連作短編の要素が強くでていましたが、 この作品は、ロード小説のような長編といった感......
古代からの伝言 日出づる国 (角川文庫)
シリーズの4巻目であり、聖徳太子や推古天皇を背景に、蘇我馬子と大伴咋を中心に描かれている。 崇峻帝弑逆事件により蘇我氏はいずれ必然的に滅びるわけだが、この本ではまだ蘇我馬子全盛である。朝鮮半島との関......
流星のごとく 御算用日記 (光文社文庫)
第2巻の「姉様」に続き、第4巻では「姉上」が表紙に登場!しかも顔に大きな青痣つくって(笑)。 いちおう時代ミステリなんですが、評者なんかはキャラクター小説として読んでます。 今ふうに言うと「姉上」は......
ベイジン〈上〉
「ハゲタカ」からのファンで真山氏の著作は必ず読んでいますが、「マグマ」あたりから話の進行が冗長気味なように感じます。本作でも上巻の終わりまでなかなか話が進まず、「ハゲタカ」のようなキレを期待している......
ベイジン〈下〉
真山先生の作品は一通り目を通しましたが、 過去の作品をもしのぐスケールの大きな作品。 プロットの組み立てや人物描写はまさに匠の域。 ストーリーの良さも然ることながら、 一貫して伝えたい熱いメッセージ......
欲望銘柄 (桃園文庫)
「小学生からの株キャリア」というのが興味をそそったので読んでみた。 途中までは、若手相場師のサクセスストーリーだと思っていたが、途中から「投資ジャーナル事件の中江滋樹」のルポ小説だということが分か......
腐蝕生保 下巻
モデルがあって、それを具体的に想定しながら読めば多少は印象が変わるのかもしれないが、そうでない立場だと、単なる会社内のウダウダ、しょうもないやつが社長になったので、辞表をたたきつけて辞めた社員のお話......
腐蝕生保 上巻
モデルがあるのかもしれないが、これだけ読むと会社内部のウダウダとした出世競争の話にすぎない。もっと社会問題に切れ込むような視点がないと・・・。登場人物のキラがさっぱり浮き立ってこない。描写が浅いとい......
告発封印 (光文社文庫)
「魔の十一月」(オール読物 2000年3月号初出) 「漁色」(小説NON 1996年12月号) 「ピッキング異聞」(小説宝石 2003年12月号) 「辞める理由」(小説NON 1997年5月......
ラスト ワン マイル
企業人を主人公とした読み応えのある作品は、たとえば城山三郎の「毎日が日曜日」、山崎豊子の「沈まぬ太陽」、直木賞をとった深田祐介の「炎熱商人」など多数ありますが、背景には経済活動や企業内環境があるもの......
銀行告発 (光文社文庫)
銀行という組織の中を生き抜いてきた著者だからこそ説得力のある小説。 胸がすくようなラストシーンでは、絶妙なタイミングで冒頭からの謎も解明され、 読み終わった後には爽快感が残ります。 ストーリー中盤の......
総会屋勇次 (新潮文庫)
主人公の勇次と藤堂の2人が違法建築や労災認定、中小企業への融資など 社会問題に立ち向かい、問題の本質をえぐり出しながら解決してゆくストーリーです。 2人の存在感が抜群で、テレビドラマでシリーズ化され......
膠着
バラエティー豊かで、それぞれちょっと突出した才を持つ人々が無理難題を解決していく・・・という著者が得意とするストーリー展開。面白くて読みやすいのだが、肝心の問題の解決策が、主人公の突然の思いつき(思......
不当買収
銀行員松下遼は金融検査直前に行った同僚中川への数字のごまかし助言が原因でWFBを退職し、自分の可能性を試したいがために大沢の主宰する買収ファンドに参加する。大沢は敵対的買収TOBを武器に日本の株式会......
ザ・リコール
ダイヤモンド社の経済小説大賞はいつも注目しているが、今年の受賞作である「ザ・リコール」を読んだ。読み始めてすぐに、三菱自動車のリコール隠し事件をベースにしていることが分かる。車の構造上の欠陥が生じて......
混沌 新・金融腐蝕列島<上> (講談社文庫)
金融再編をエリート部長の目からみた経済小説です。上巻は、統合合意まで、そして下巻は、合意後のさまざまなシリアスなドラマが途切れることなく展開していきます。読者として一度に読み終えたくなる作品です。......
混沌 新・金融腐蝕列島<下> (講談社文庫)
三和銀行、東海銀行が統合しUFJ銀行になる経緯をフィクションとして描いています。私はシステムエンジニアとして、この統合の際にちょっと関わっていた事もあり、あさひ銀行が離脱する内幕等、とても興味深く読......
空飛ぶタイヤ
リアリティがあっておもしろかった。実際に事故を起こしてしまった中小企業に対して銀行や取引先がとる態度や、原因を追究しようとする運送会社に対して大手自動車会社がとる態度もリアルだったし、事故を起こした......
タックス・シェルター
自分では書けない事を棚に上げて言うならば、著者には税務の取り扱い、人間関係の取り扱いは無理のように思う。当小説においてもこの傾向がはっきり現れており、全体をぶちこわしている。まず、人間関係の記述がま......
小説 経済産業省
二階前経済産業大臣を中心とした同省の幹部たちの活躍を紹介した,小説と言うよりレポート。わが国の経済参謀本部として機能してきた経済産業省(旧通産省)が,90年代以後,その存在意義を問われていたが,現......
ゾルゲ 破滅のフーガ
久しぶりに読み応えのある小説を読みました。メチャクチャな人間像(著者も)は確かにヒーロー復活といえる。戦時中のナチ人脈をめぐるメチャクチャな登場人物の描写はなかなか。おフランスなロマンではないが、や......
青の歴史
色の流行やイメージは、地域、文化、時代によって変わっていく。本書は、青という一つの色に焦点をあてて、 フランスを中心とするヨーロッパにおける「青」の歴史を辿った労作である。すごい情報量だ。 先ず筆者......
古城の風景 2 松平の城
松平氏は幾十にも分家がわかれ三河地方だけでもかなりの数に上ることは以前からしっていたがここまで多くのお城のあとが残っているとは 全く知らなかった。車で走っているとよく見落としてしまいそうな城跡も自転......
銀座開化事件帖
明治初期の銀座の物語。この物語に登場する十字は、中村エリコさんのご実家が経営するハープを販売する楽器店である。当時の時代背景がわかっておもしろい。 著者は銀座の歌舞伎座に関係していた方で、銀座の......
彰義隊遺聞
有名な新撰組に比べて 彰義隊を知る人は少ない。土方や沖田のようなスターがいないことに加えて 上野の戦争はわずかに一日で終ってしまった。そんな短い間のことをドラマチックに書くことは難しく 彰義隊につい......
三国志 第二巻
三国志といえば、吉川英治さんの作品を 思い浮かべます。 こちらの三国志は、正史三国志を基本に描かれています。 本来、演義のほうが新しい三国志であったはずですが 私には正史三国志がとても新鮮に感じま......
三国志 第一巻
この三国志にはビックリするような 人間離れした人物は登場しません。 所謂、ヒロイックさはありません。 しかし、人間臭さはあります。 なぜ、この人物はこういった行動をとったのか? それを詳細に描いて......
鷹姫さま お鳥見女房
シリーズ物とは知らず初めて手にした諸田玲子さんの作品。 この本も間違いなく一目惚れで選んでしまった・・ が、私の一目惚れに間違いがあった試しはない。。 じんわりと心が温かくなる、そんな作品は少ない。...
史伝 新選組
できるだけ史実に忠実に書いてるのでしょうか?淡々とエピソードに近い形で8編が掲載されています。胸躍る新選組の活躍とはいきませんが、新選組ファンにはかくありなんといった感じです。...
恋愛小説家になれない (キャラ文庫)
小説のために擬似恋愛を体験し、その相手と恋に落ちる。モチーフ自体はどこにでも転がっていそうなのに、それを一筋縄ではいかない物語に仕上げるあたり、さすがという感じです。白木が書くことになる小説が恋愛......
妖説太閤記〈下〉 (講談社文庫)
戦国の三英雄のうち私は信長が一番好きなんだけど、秀吉については農民から這い上がった苦労人というイメージしか持っていませんでした。しっかし、悪いなあ秀吉(笑)。山風先生の筆が冴え渡る!自分ではあまり手......
妖説太閤記〈上〉 (講談社文庫)
時の流れというものは、人々の記憶とともに、その時代の真実でさえ闇の彼方に押しやっていくものらしい。考えてみればたかだか60年前の太平洋戦争についてでさえ、未だその真偽をめぐって喧々諤々の大論争をい......
伊賀忍法帖 (角川文庫)
根来忍法僧の七人といい、松永弾正といい、敵のインパクトは強烈! それに対して主人公の笛吹城太郎の超人的な体術は持っていても、魔人の如き忍法もなく、どうやって戦うのか、…その設定は面白いが、前半のエロ......
甲賀忍法帖 (角川文庫)
特異な技を持った伊賀組、甲賀組それぞれの十人衆が、トーナメント勝負のような死闘を展開していくストーリー。一読、あまりの面白さに呆然とさせられ、しばらくの間、山田風太郎の作品をあれこれと、むさぼるよ......
魔天忍法帖 新版 (徳間文庫)
「魔界転生」と平行して執筆され、まるで栄養をほとんど吸い取られた双生児の片割れのような本作だが、「風太郎忍法帖の駄作」にはすべて得も言われぬ味わいがあり、カス愛好家の皆様には強くお薦めします。本作は......
忍法創世記 (山田風太郎コレクション)
時は南北朝時代。伊賀に忍法無く、柳生に剣術の無かった時代。1000年敵対した両家は、和解の道を進んでいた。そこに三種の神器が絡み、和解は滞る。敵味方入り混じっての忍法、剣術争い。長く未刊行作品であっ......
御用侠 (小学館文庫―時代・歴史傑作シリーズ)
以前さる雑誌に山田風太郎本人が書いていたとおりの出でした。中盤からの展開の面白さは否定しませんが、それが他の作品と比べてどうか?というと、優れているとは言えないように思われます。なにより感じられたの......
かげろう忍法帖―山田風太郎忍法帖〈12〉 (講談社文庫)
本書は「忍者***」と人名をタイトルに持ってきた作品の短編集。しかし「魔界転生」「甲賀忍法帖」など長編を読みなれた目にはこれらの作品は異様に映る。というのも山田風太郎の長編が忍法の攻防戦を中心とした......
風来忍法帖―山田風太郎忍法帖〈11〉 (講談社文庫)
忍法帖シリーズに外れはない、と言われ読んだのはもう10年も前の学生の頃。 本当にどの作品も奇想天外、楽しませてくれる作品ばかりで、 当時の講談社シリーズで全部集めてしまったことを思い出します。 そ......
柳生忍法帖(下)―山田風太郎忍法帖〈10〉 (講談社文庫)
読み終わった瞬間深いため息が出ました。自覚はなくともずぅーっと緊張していたみたいです。とっても不思議です。柳生忍法帖は。とてつもなく酷い仕打ちを受けているのを読んでいるのに泣く事はないのです。(私は......
柳生忍法帖(上)―山田風太郎忍法帖〈9〉 (講談社文庫)
会津藩、加藤氏の改易と家来堀主水との対立の史実を元に、領主に撃たれた従臣たちの家族(女7人)が、柳生十兵衛や沢庵和尚の力をかりて恐ろしき武芸の使い手たちに復讐をするという物語。 山田風太郎ワールド炸......
江戸忍法帖―山田風太郎忍法帖〈8〉 (講談社文庫)
敵の甲賀七忍の強さは充分伝わるのですが、どうも主人公、葵悠太郎がそんなに強いのか?と、思えるくらい、主人公の影が薄かった作品です。 話的には面白いけど、主人公に魅力を感じず、甲賀七が、残り四人になっ......
魔界転生(下)―山田風太郎忍法帖〈7〉 (講談社文庫)
下巻から、本格的な戦いになります。 特に、父である柳生但馬守との勝負と、心理描写は凄いの一言! 恐るべき魔人達相手に次々と仕留める十兵衛も凄まじいが、やはりなんといっても宮本武蔵! どの死闘も凄い......
魔界転生(上)―山田風太郎忍法帖〈6〉 (講談社文庫)
忍法帖のファンになるずっと前から、「魔界転生」の名は聞き及んでいました。映画などの予告を見て何のゲテモノかと思っていました。忍法帖にはまってみてびっくりでした。まさか魔界転生が山田風太郎先生の書だと......
くノ一忍法帖―山田風太郎忍法帖〈5〉 (講談社文庫)
奇抜な設定で常に読者を楽しませてくれる作者のエロティック路線作品。最後のオチは良く考えてあるが、基本的に秀頼の子を孕んだ「くノ一」が繰り出す、奇想天外なワザが読み所。 レヴューで書いても良いのか不......
忍法八犬伝―山田風太郎忍法帖〈4〉 (講談社文庫)
表題のとおり、忍法帳シリーズでは 屈指の名作だと思います。 本シリーズのテーマはエロ・グロ・ナンセンスだと思います。 そんな中でホロリとさせる部分があり、 作中、ダレる部分がなく一気に読める作品で......
円四郎斬鬼剣 (双葉文庫)
えろい人が作った、女子に見せると媚薬的効果を発する、いやらしカタナ「痣丸」。そのいやらしカタナをもった主人公、円四郎が、えろいことして、えろいことして、たまに斬る!斬撃が、妙に残酷描写なのはいいかも。...
蝙蝠の剣―剣鬼・松林蝙也斎 (学研M文庫)
甲野善紀氏の本などでよく話題に上る松林蝙也斎の生涯を描いた作品。 これを読む前に同じ作者の塚原卜伝を読んでいたのだが、内容があまりに同じで辟易した。 「日本刀はすぐ折れる」とか「人を斬らなければ強く......
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